東京昆虫館のブログ

日々の昆虫関係の出来事を綴っています

奥多摩探索20240506

大型連休の最終日、奥多摩へ。天気は下り坂。

アカマツの花はほぼ満開だったものの、気温が低く虫がほとんど来ていない。

ウワミズザクラはとっくに散っていたが、ミズキは咲き始め。気温が低いにも関わらず、虫はそこそこ飛んでくる。

マツシタトラカミキリ

標高低いとはいえ、5月上旬に採れるとは驚き。

冬の間に下見しておいたアカマツの新しい落枝を見て回るも、狙いの虫はいなかった。

帰り際、民家の脇で満開だったコデマリを除くと、オレンジ色の虫が飛んできたので即座にネットイン。

クロサワヘリグロハナカミキリ

いくら低標高地とはいえ、発生が早過ぎないか。

ネットインと前後して、ちょうど道路の反対側にはニホンザルがいて、桑の葉をむしゃむしゃ食べながら採集の様子を見物していた。人をまったく恐れず、5mまで近寄っても逃げることはなかった。ほんの数年前だったら考えられない。