東京昆虫館のブログ

日々の昆虫関係の出来事を綴っています

2024-01-01から1年間の記事一覧

ジュウニキボシカミキリ

4月17日、羽化脱出。3月28日に奥多摩から持ち帰ったハリギリの材より。鮮やかな黄色の斑紋で、トホシカミキリ族の中では好きなもののひとつ。

蛹化

採集記はまだ公開していないものの、3月末までにいろいろ材採集をしており、4月になってからは続々と成虫が出てきている(望んでいたものと、そうでないものと)。 今のところ、最も気にかけているのはこの蛹。この冬に奥多摩のツガから幼虫で得たもので、…

蛹化確認

蛹化の準備をしてからもうすぐ1か月。壁面に沿って蛹室を作っていた幼虫が2頭いて、さきほど見たら両方とも蛹になっていた。 見える範囲では奇形や蛹化不全は見当たらない。外からは見えない位置にいる幼虫たちも無事に蛹になっていてほしい。

ネジロカミキリ

昼過ぎに車で市内のタラノキ畑を見に行くと、一昨年と同じ株に5頭止まっていた。 風通しや日当たりの関係で集まりやすいのかもしれない。 クヌギやコナラの伐採木があれば、もしかしたらクリストフコトラカミキリが見つかるかもと期待していたが、よい物件が…

奥多摩カミキリ目録更新:クロルリハナ

月刊むし最新号でクロルリハナカミキリの確実な記録が発表されたので、遅ればせながら目録を更新。年末に採集者ご本人から実物を見せていただき、有名なカミキリ屋さんが同定する過程を見ていたもの。ガードレールでの採集、あなどれない。 奥多摩カミキリ目…

蛹化の準備

飼育しているヤマトオサムシダマシ幼虫が昼間でも土の表面を歩き回るようになった。これは、蛹化が近いというサイン。乾燥したサラサラの土では蛹室を作ることができないので、湿り気のある場所を求めて歩き回るからだ。 息子に手伝ってもらい、新しい黒土を…

オニグルミノキモンカミキリ

昨日、今日と暖かくなったからか、2月に奥多摩で採ってきたオニグルミからカミキリムシが2頭羽化脱出してきた。上の大きい方がメス、下はオス。 オニグルミノキモンカミキリ(メス) 成熟させるには後食が必要だが、この時期にオニグルミの若葉はない。近…

採集ポイントの消滅例:フタオビツヤゴミムシダマシ

先月、成田市内の某スーパーマーケットが昨年夏に閉店していたことに気づいた。(家からちょっと遠いので一度も買い物をしたことがない) ここの駐車場の一角にはコイン精米機が設置されており、利用者は結構いたようだ。糠室には鍵がかかっておらず、精米作…

カッコウムシ幼虫を回収

今年2月の材採集で持ち帰ったアカマツ枯枝から木屑が噴出しており、幼虫の顔を見てみたくて樹皮を剥がしてみた。白いカミキリムシの幼虫の姿を期待していたところ、出てきたのは天敵のひとつであるカッコウムシ科の幼虫だった。 このままでは残っているカミ…

幼虫の回収

産卵が始まってから約4ヵ月。息子とともに、大きく育った幼虫を回収することにした。 作業開始前の状態。まずは竹筒の隠れ家、水分補給用容器を取り除く。 少し掘るだけで幼虫が姿を現す。 時間短縮のため、ふるいで振り分ける。 終齢幼虫が20頭余りいた。ふ…

学研の図鑑LIVE昆虫(新版)

以前から噂は聞いていた図鑑を、さきほど閉店セールで賑わう近所の複合商業施設で購入。元々買うつもりはなかったが、もう一つの仕事(ボランティアといえば聞こえがいいが実態は違う)で必要になったからだ。せっかく買ったのだから、寝る前のひとときに少…

赤松巡り

11日は今年2回目の奥多摩へ。前日夜の虫屋さんの集まりで教わった生態情報を頭に入れつつ、以前から思い描いている光景を求めて歩き回る。 思い描いている光景を複数個所で発見。春までそのまま残っていてほしい。

エンドウ結実、菜の花満開

開花から約3週間、サヤが順調に生長している。 菜の花も気づいたら満開に。息子は「昼間にミツバチが飛んできている」と言っていた。

標本箱到着

注文していたドイツ箱が今日届いた。今回はT-WOOD社製。 ビニール袋から取り出したところを撮影。 底面にペフ板なしのものが5箱。自作ユニットボックスが収納できることを確認した。午後は標本整理。

奥多摩:枯枝拾い

今年初めての奥多摩探索は1月8日、材採集だった。今朝、材箱を覗いたら狙い通りの虫が出ていたので、採集記を公開。 採集記 http://tokyoinsects.web.fc2.com/activity2024/okutama240108.html

エンドウ開花

ベランダで育てているエンドウが開花。秋から冬にかけて暖かかったので予想以上に生育が進んでしまった。大寒の寒さを乗り切ることができるだろうか。 もし無事に春を迎えることが出来れば、ハモグリバエが産卵に来て、ハダニが大発生する予定。

2024年の初採集

元旦の午後、息子とともにカブトムシ幼虫を探しに近所の雑木林へ。竹林との境界に古い伐採木が集められており、そこを掘ると狙い通りに幼虫を発見。年末に何度か探したものの、良い物件が見つからなかったり、小動物に食われた後だったりで、今回ようやく見…