東京昆虫館のブログ

日々の昆虫関係の出来事を綴っています

エンドウ開花

ベランダで育てているエンドウが開花。秋から冬にかけて暖かかったので予想以上に生育が進んでしまった。大寒の寒さを乗り切ることができるだろうか。

もし無事に春を迎えることが出来れば、ハモグリバエが産卵に来て、ハダニが大発生する予定。

2024年の初採集

元旦の午後、息子とともにカブトムシ幼虫を探しに近所の雑木林へ。竹林との境界に古い伐採木が集められており、そこを掘ると狙い通りに幼虫を発見。年末に何度か探したものの、良い物件が見つからなかったり、小動物に食われた後だったりで、今回ようやく見つけることができた。

今年も不定期に更新していきますので、よろしくお願いいたします。

煮干しの骨

さきほどヤマトオサムシダマシの飼育容器を覗いたら、煮干しが骨だけになっていた。投入したのは確か2週間ほど前。先週、幼虫がかじりついている姿も一瞬だけ見た。

容器の底の表面が土の塊ばかりで、細かい粒子は下に沈んでいる。幼虫が増えて活動が盛んになるとこのような状態になる。順調に育っているようで何より。さっそく新しい煮干しを入れておいた。

 

更新:奥多摩カミキリ目録Web版(イボタサビカミキリ)

月刊むし635号に下記の報文が掲載されたため、目録を更新。283種目はイボタサビカミキリ。

採集したという一報が届いた時は中国出張中。暖かい地域のカミキリと思っていたので結構驚いた。帰国を待って標本を送ってもらい、共著で発表する運びとなった。

東京都では高尾山での生息が有名だが、それ以外の場所ではまったく話を聞かない。小さくて地味な種なので敢えて探す人が少なかったからだろうか。

 

源河正明・菊地真郷, 2024. 東京都青梅市でイボタサビカミキリを採集. 月刊むし, (635): 49.

 

奥多摩カミキリ目録Web版

http://tokyoinsects.web.fc2.com/longicornindex_okutama.html