東京昆虫館のブログ

日々の昆虫関係の出来事を綴っています

2022-12-31から1日間の記事一覧

奥多摩探索20221229

2022年12月29日久しぶりに奥多摩で材採集。わずか1例しかないカミキリムシを求めて赤松の尾根へ。松枯れに伴う伐採が行われた場所に到達したが、材はどれも古くて狙いの種は期待できる状態ではない。 それでも周囲を探すと、良い状態のツガの落ち枝を発見。…

同居開始

2022年11月29日オスが羽化してから9日目、蛹室から出る気配を見せたところでメスと同居開始。しばらく暗くしておいてから様子を見てみると、この状態。どうやらうまくやっていけそうだ。

柿の皮

2022年11月27日 近所で渋柿を取ってきて、干し柿を作る。皮をむいてひもでハンガーに吊るし、熱湯に10秒ほど漬けて消毒してからベランダに干す。 そして、作業の際に出る皮はヤマトオサムシダマシの餌となる。水分とエネルギーを同時に補給できるようで、与…

飼育容器リセット

2022年11月24日ヤマトオサムシダマシを室内飼育する際に問題となるのが、コナダニ。いつの間にか飼育容器に侵入して、米ぬかを餌に大繁殖してしまう。そして、個体密度が高くなると新天地を求めて飼育容器の周辺を無数の個体が徘徊することになる。飼育開始…

雌雄判別

2022年11月22日羽化から2日経ち、体が一段と黒くなってきた。 待ちきれなくて雌雄判別。脚をつまみ、腹を確認。腹部の(見かけ上の)第1節と第2節の境界の中央に微毛が密生しているので、オス確定。蛹の時に確認した赤い斑紋は雌雄判別に使えることがわかっ…

着色ほぼ完了

2022年11月21日羽化翌日の夜、体背面の着色はほぼ完了。まだ翅は薬包紙並みに軟らかいので触るのは厳禁。 飼育容器を参考として紹介。小型タッパーに入れて、中型タッパーに入れていた。 中型タッパーのフタは軽く閉めて、段ボール箱へ入れて光を遮る(地中…

無事に羽化

2022年11月20日 今朝、飼育容器を確認したら無事に羽化していた。蛹化前日に土中の蛹室から採集したにも関わらず、無事に羽化までこぎつけて、本当に良かった。体型をみる限りは性別はオスのようだが、体が固まったらひっくり返して確認してみる予定。 同日2…

羽化目前

2022年11月19日 蛹の着色はある日急に進む。夜に見たらこの状態になっていた。おそらく明日には羽化するだろう。体勢を整えやすいように容器の角度を微調整しておく。肝心の性別だが、腹部中央に赤い小斑があるのでおそらくオスだろう(オスの成虫はこの部分…

蛹の発育過程2

2022年11月17日複眼の次は大あごや脚の各節の基部と末端が色づいてくる。体勢を時々入れ替えているようで、毎日向きが変わっている。

蛹の発育過程1

2022年11月14日蛹の発育過程で最初に着色するのが複眼。部屋の照明がストレスとならないよう、これからは段ボール箱に入れて管理することにする。

無事に蛹化

2022年11月4日 昨日持ち帰った前蛹が無事に蛹になっているのを確認。輸送によるダメージが心配だったが一安心。

飼育再スタート

2022年11月3日ヤマトオサムシダマシの飼育を再開すべく、関東某所へ。なんとか生き残りを発見したが、どれも翅がまだ軟らかい新成虫。しかもメスのみ。あとは土中の浅いところから前蛹を偶然見つけただけ。この前蛹と成虫1頭を持ち帰り。1日の歩数は4万歩…

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